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Gateâu✽noir

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『僕のヒーローアカデミア 雄英白書』感想その2(ネタバレ有り)

 本記事はコアな感想です。
 ネタバレ注意。ついでに散文注意。考察もあるのでもっと注意。

 個人的な感想やら考えを見て大丈夫なら、以下の『続き』からお願いしますm(_ _)m






 読了後……。

 今回の小説版でさりげない大きな収穫はいつも突っ張っている爆轟の別の一面を見れたことかもです。

 もう常日頃から何かと「クソが!」「死ね!」と暴言を爆発させては敵(ヴィラン)に捕まりがちなライバル兼ヒロイン(?)の彼ですが、割と家族に感謝していたりするんだなぁ、とか(笑)
 出久の、発表するのが恥ずかしいと思うってことは感謝の手紙にそういうこと書いちゃいそうな感じだったんだ、という分析が鋭いなぁ、と感心しつつも爆轟、やっぱり根は優しいんだね、って。

 最後も人質を取った犯人をさっさと倒そうとしたあたりなんかは、お母さんを救うために理性的に頭をフル回転させつつも、内心焦りもあったんじゃないかと妄想したりしてニヤニヤしてしまいますヽ(・∀・)ノニヨニヨ
 とはいえやっぱり日頃は嫌な奴だけどね。飴風としては嫌いになれないなと思う(´・ω・`)

 そのうち、出久をだんだんと蔑んで決定的に関係が悪化してしまった過去なんかも描かれる時が来るかもしれないけど、出久のどうしてこんな関係になってしまったんだろう、と思い巡らせたところを読むと、やっぱり爆轟の心境に何か大きな変化があったんじゃないかなと思ったり。
 または爆轟としては無個性の出久は昔のように自分の後ろについて来る関係が続くことが当たり前で、この関係がずっと続くと思っていたのに出久は客観的に考えてもどう考えても絶望的な“ヒーロー”を目指すことをやめなかったから気に入らなかったのかな。

 爆轟がデクに苛立つ要素としては、
  ・無個性なのにヒーローを目指している
  ・無個性の癖に自分を助けようとすることが気に入らない
  ・同じ雄英を目指すことが気に入らない

       ↓雄英入学後

  ・騙されていたこと、自分に嘘をついたことが気に入らない。(爆轟の主観で)
  ・自分よりも前に出てくることが気に入らない。
  ・自分に反抗することが気に入らない。
  ・劣等感

 確定してるところだとこのあたりなのかな。
 わりと爆轟と出久の関係には秘密や特殊な感情が多そうな気がしている。

 幼少時は自分が一番凄い、出久は一番ダメな奴。って認識だった。

 それでいてその頃は爆轟はガキ大将で、出久はすごい個性で自信にあふれた爆轟に憧れて後ろをついて歩いていた。
 自分も個性はかっちゃんみたいにすごいのだったらいいなぁ、と期待を膨らませながら。


 で、のちのち中学生になると爆轟は出久にヒーローになれるわけない、やめとけと言うようになる。
 そこはこの中学で唯一の雄英志望というハクをつけたかったという部分はあるだろうけど、本当にそれだけなのかなとも思ったり。

 忘れちゃったけど、よく幼少時、自分が川に落ちて、全然浅瀬で大丈夫なのに出久が「大丈夫?」って手を差し伸べる回想が登場していた気がするけれど、
 つまるところ、弱いくせに強い俺を助けるな。
 その感情にはやっぱり自分が出久を助けるのが妥当という考えがあるんじゃないかな、とか。
 あと、一番弱くてダメなくせに、なんで前に出て誰かを助けようとするのか理解できない存在でもあるのかもしれない。
 または、やっぱり「救ける」という精神面でヒーローの素養だけは感じていたのか……。

 今まで、出久が奮い立って誰かを助ける場面は多かった気がするけど、爆轟が誰かを助けることはなかった気がするし。
 これからきっと、爆轟が活躍してヒーローとしての可能性を見せてくれる可能性もあると信じたい。

 うーん、爆轟、深いキャラだ……。

 開闢行動隊に誘拐される時も、「来んなデク」って言っていたし、なにより表情の解釈がいくらでも深読みできるから、どういう気持ちで出久に接しているのか……。

 「お前には負けない」だけではない感じだもんね。
 轟くんにならそういう意識だけど、出久には根深い何かがある気配があるし。

 ともかく爆轟が闇堕ちとか、記憶改造とか、脳無化とか敵化とかは嫌だな……。
 きっとそんな展開になったら出久の心が病んでしまうし読者も欝すぎて、私なんかは切なすぎてやるせなさすぎて泣いてしまうよ(´;ω;`)

 頼むからオールフォーワン、爆轟を虐めすぎないでヽ(;▽;)ノ



 とはいえ今作、小説版の感想としては愛する者、守るべきものを守るために戦うのはヒーローの根底でもあるし、やっぱり爆轟もヒーローの資質は十分で、原作にもあったとおり、爆轟のヒーローへの憧れの始まりには強さ――オールマイトがあるわけで。
 個人的には今後、闇落ちしないで欲しいなぁと切に願っているわけですが、今回の小説版では喧嘩が絶えないけれど家族を想う一面もあるということで――喧嘩するほど仲がいい的な感じかな――、今後も出久と張り合いつつもいずれは力も認めつつ、「俺が一番になんだよクソが!」って感じで表面上は全然仲良くしないで事件の時だけ協力してくれる感じになったらいいなぁ、と思ったり(*´∀`)

 で、実際のところ今作では出久とほぼセットのせいか出番が控えめだった爆轟くん。

 個人的には日常編と授業参観当日がとても新鮮でした!
 今作は日常編ですし、先が読める人は普通に先を読んで見守ることができる内容です。

 けどお茶子ちゃんが餅を複数買うか否か悩んだ挙句、下着泥棒を追っかけたり、遊園地編ではアップルパイで和んだり、常闇ファンが増えたり……。
 地味にだけど常闇くんがヒーローになったら、その子ファンになって追いかけるのかな、とか思ったり。
 そのうち小説版から逆輸入で、日常編の時にその女の子が出てきて常闇くんを困らせても面白いなぁとか想像したよ。

 日常編を本編でもいつか描きたいって堀越先生もおっしゃっていたし、そのいつかがとても楽しみですヾ(@⌒ー⌒@)ノ
 ……そのいつかの時に、クラスメイトが一人も欠けていなければいいな……。

 それにしても、常闇くんってアップルパイをつつくように(ついばむように?)食べるって書いてあったけど、どんな感じなんだろう?
 ちょっと鳥っぽくて可愛いな、と思ったり(笑)
 ということは異形系の姿をした人は食べ方もいろいろ違ってくるのかな?

 ……校長、むしゃむしゃ食べてそう。
 でもナイフとフォークでテーブルマナーばっちりの優雅な食事をしていたらもう笑うしかないね!


 と、総合して、個人的には原作では描かれていない部分の設定も補完できたし、とても満足です。
 二巻が出たら、また買いたいですね。

 そういえばAmazonのレビューに飯田くんの一人称が間違っているという指摘を見つけましたが、裏に設定があるんじゃないかなと思ったりもしました。

 「ぼ……俺は」みたいな表現に改めたのも、生真面目な飯田くんだし、壁を意識的に作らないようにしたのかもですね。

 アニメ五話を見て改めて「あ」と気づいた細かい部分だったのですが、飯田くんは一人称を言う時に「ぼ……俺は」と言い換える傾向があるみたいです。
 爆轟に「テメエどこ中だぁ!?」と聞かれた時からそんな感じでしたし、高校から一人称を急に変えるよう意識していると考えるのが妥当だと思いますね。

 気を抜くと「僕」になってしまうようですが、恐らくは何か、高校からは一人称を改める決心かルールを自分に科しているのかもしれないなと。

 超細かいですが(^_^;)

 気になる方はアニメ5話をニコニコかyoutubeの外国人のヒロアカ感想動画やらを見てチェックしてみるとわかるかもです。

 さりげない挙動にいろいろ隠れていて、奥が深いですね……。
 一人ひとりのキャラ設定がどれだけあるのやら。みんな家族もいるし、すごく分厚そう(´・ω・`)

 あ、4月に出たキャラクターブックを見たら、情報があるかも!

 飴風は実はファンを自称しておいてまだ買えていないのですが、余裕が出てきたら、またはアニメBD+αで買える予算ができた時のお楽しみにしておこうと思います。

 では、今回の書評はこのあたりで。
 アニメ、ちょこちょこニコニコで上映会もやっているので見てみてね!

 お疲れ様でしたー!